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インハウスwebデザイナーのアウトプットブログ

EC系の海外スタートアップをまとめてみた〜2018年版


先日、RouteX Inc.さんが開催している「一日で分かる世界のスタートアップトレンド」のイベントに行ってきました。日本ではまだ知られていないサービスが世界では普通に広まっている現状に驚きつつ、日本でも今後同様のサービスが生まれてくるのかなと近未来の風景を見た感覚でした。またEC事業に関わるデザイナーとして、EC系の海外スタートアップのサービスは、これからのUXやUIを考える際の参考になるなと思い、今回ざっくりまとめてみました。


1.サブスクリプション(定期購入)型海外のスタートアップでは商品を定期的に配送するだけでなく、さらに付加価値をつけてサービスを展開しているものが多い印象でした。


あらかじめ回答した希望をもとにスタイリストが洋服をスタイリングし、定期配送してくれるというファッションサービスです。また試着をして、購入を決められるという至れり尽くせりな仕様です。


ローラ(LOLA)は、100%オーガニックコットン製の生理用品を宅配してくれる、定額制のサービスです。生理用品だけでなく、周辺用品も扱っているので、合わせ買いさせる仕組みがしっかり設計されています。なかなか日本ではこういったサービスが無いので新鮮でした。



2.パーソナライズ型

ZOZOSUITなどを初め、日本でも一人一人にあった商品の提供を行うECサービスは増えつつありますが、海外ではその波がよりパーソナライズの精度を求められる美容系の分野に広がっています。


このサービスの本気度がすごいです。膨大な化粧品レビューや科学論文、化粧品の成分情報をAIに学ばせてあり、そのデータとユーザーのアンケートデータとあわせて、より最適な化粧品の組み合わせを提案するという本格的なパーソナライズ化ECです。


こちらも本格派。好みや髪質をもとに、アルゴリズムを使ってパーソナライズされたシャンプーとトリートメントを購入できるサービスです。カスタムの幅は3億種類もあるようです。



3.シチュエーション型

勝手に命名しましたが、体験ごとに必要な物を購入できるECサービスです。

特に面白いなと思った2つをピックしました。


ZOZI(残念ながら日本からはつながらないみたいです)

ZOZIは各都市の現地発のツアーや、アクティビティ、現地で必要な装備などを提供するECサービスです。体験にあったアイテムを購入できることで、現地のアクティビティに安心して参加することができます。


その名のとおり、結婚式に必要なものが購入できる結構式専用のECモールです。このECのすごいところは、ものだけでなく人や場所も特注できるところです。しかも体験者のレビューもついています。



4.番外編:シェアリング型

ECに分類なのかなと勝手に思っているシェアリング。今回面白いと思ったのは、収納と貸し出しを合わせて提供しているサービスです。


オムニ(Omni)は使っていないものを収納しつつ、またそれを有料で貸し出すことができるサービスです。逆に他のユーザーの収納品を借りることもできます。


最後に

日本のメルカリなどが海外に展開していこうとしていますが、まだまだ日本から海外に大きく広がっているスタートアップサービスは無いのが以外でした。海外で流行っているもしくは流行ろうとしているサービスの根幹にある、ユーザー視点の考え方は日本でも通じるものがあると思うので、日々のECサイトの改善や運用の参考にしたいなと思いました。

調べれば調べるほど、面白いサービスだらけなので、また違う分野でのスタートアップのサービスをピックしていきたいです。

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