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インハウスwebデザイナーのアウトプットブログ

中堅Webデザイナーに求められる4つのこと

更新日:2018年10月28日


積み上がっている石

気づけば中堅webデザイナー。「チームや会社に求めらることも変わってきているな...」とヒシヒシ感じる今日この頃。自分の頭の中の整理整頓も兼ねて、中堅Webデザイナーに求められることを主に4つまとめてみました。


1.根拠を示せるロジカルなデザイン提案


「中堅」というラベルを貼られると、綺麗に作る(定義はそれぞれですが...)は当たり前だと思われてきます。(本当に悲しい。材料が少ない中、綺麗に作るのも大変なのに...)

より求められることは数値的な根拠(ボタンを赤系にしたらCPAが高かったなど)や消費者心理学、行動心理学、競合分析など客観的な根拠をもとにしたデザイン提案です。「なんとなくデザイン」を無くしていくことは、「このボタンは青がいい」とった突然の横槍を払うことにも役立ってきます。



2.売りに繋げるデザインPDCA実施


私が制作を担当しているLPやECサイトは、売り上げ獲得が最終ゴールです。そのために公開後も改修が加えられていきます。その過程では、GoogleアナリティクスやABテスト、ヒートマップなどの分析ツールを使用し、改良していくデザインPDCAの実施が求められます。ディレクターとタッグを組んで行うことが多いですが、デザイナーも分析知識を持っておいたほうがコミュニケーションがスムーズだと最近実感しています。



3.更新性や展開を考えたデータ作り


LPなどは、公開後の更新や追加が結構あります。ABテスト、ABCテストといった複数案を作ることもあるかもしれません。そんな時、効率よく編集や展開できることを考慮したデータ作りは必須です。コーディングがしやすいフォルダー割りで、画像を自動書き出しできるようにしておくなどいろいろありますが、一番参考になるのは作業の早いデザイナーの先輩や、経験値の高い外注さんのPSDを見ることです。驚きの小技を発見できるかもしれません。その他にもパーツを「コンポーネント化」しておくなど、更新箇所に合わせたデータ作りは大事です。



4.チーム作業を効率化させるフローや制作環境作り


中堅=チームの主幹としての動きを求められます。後輩の指導、先輩のフォローなど仕事は増えるかもですが、フローや制作環境を整えられる中堅は最強だと私は思ってます(まだ全然なれてないですが...)。自動書き出しのできるテンプレートデータ、フローの見える化、データのバージョン管理など、地味めな内容ですが、簡単な作業やルーティーン作業を効率化させることで、本当に力をいれたい仕事にチームの時間を割くことができます。



最後に


案件に追われていくと、ついついクライアントやディレクターの言われるがままになってしまい、考えることがおろそかになってしまいます。そんな時は少し立ち止まって、「今、求められていることってなんだろう」と振り返ることが最近大事だなと思っています。


「デザインだけやっていて良い時代は終わってしまった...」と少し前まで嘆いていましたが

新しい挑戦ができることを今は楽しんでいます。数字を見ていくのもまだ苦手ですが、改良して、ユーザーの良い反応を得られることはやりがいにも繋がります。新しいツールを習得していくことも楽しいです。


会社や業種によって、同じwebデザイナーでも求めれることは様々ですが、インハウスでwebデザイナーとして働きたい方、またはこれからのキャリアアップに迷っている中堅一歩手前の方の参考になれたら嬉しいです。


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